枕が恋しい日々

より視覚と簡潔さが求められる時代に適応できずにいるテキストブログ

なるほどですね。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

いきなり単文字を3つを並べた

のでついに頭がおかしくなったのかと思われそうだが、認めざるを得ない…

と頭がおかしいおかしくない話をしたいのではなく、言い方の話をしたい。頭はおかしいかもしれないが。

 

多忙なコンサル会社で働く友人に「どうやったら仕事効率的に進められんの?」と聞いたら

 

その日のうちに明日やることのリストを書いて、次の日はそのリストを消していくというやり方だった。

 

ゼロ秒思考とかで有名なやり方だとは思うけど、実践してるのはすごいなーと思うて自分もやってみている。

 

 

 

 

 

そして冒頭に戻ると、手帳に わ と る を連続で急いで書こうとしたら ね  になってしまった。

ね ってなかなか手書きで書くことはない文字なんだよなぁと、

 

お前もニッチなとこで必要とされてるけど大衆に必要とされている字が羨ましかったりすんのかなー  

し  とか  い  とかメジャーすぎるもんなー

 

でもニッチな場所でも個性を出していくしかないんだよなぁ

というように  ね  にしみじみと同質化と勝手な同情をしていた。

 

 

 

 

実際、話し言葉では  ね  を語尾でよく使う

〜なんだよね、だよね、と思うんだよね
などなど。
 
語尾が な だと先輩後輩関係のような上から見下ろした言い方や、独り言に変わってしまう。
 
〜だよな、と思うんだよな
 
喋る相手が気の置けない同期や後輩なら使えるけど、なかなか独り言以外での な 語尾は使いにくい。
 
ね は柔らかい同意や、相手の目の前に文章を据え置いておくような優しさがあると思う。
 
 
 
 

なるほどですね。 

話は変わるが四月から都内で働くことになってから家探しをしていたとき、
不動産屋の女性社員がこちらが何か言うたび「なるほどですね」という相槌を打っていた。
 
一体何なんだろうこの言葉は、と思いながら話をしていた。
 
なるほど ならわかるけども、なるほどですね とは不思議な響きで、
ですね  は一つひとつが余計音に聞こえた。
 
なんだかしっくりこねえなぁと思いながら話を聞いて、大した部屋を案内してくれなかったのでやめたのだけど。
るほどですね、なんて日本語として変なような気がするからは俺は使わないなぁ
 
 
 
先日、会社の先輩Aの口癖が「なるほどですね」という話になった。
 
日本語としておかしい気がする、
やっぱり変な響きに聞こえるよねーと。
 
その時話していたB先輩が「なるほどですね、は実は次に ですが、というための布石なんだよ」と話してくれた。
 
確かに「なるほど」と言うと、言った言葉すべて受け止めているように聞こえるけど、
 
「なるほどですね」と言うと一旦受け取って「ですが〜」と反論するきっかけになりやすい。
 
 
 
 
 
その話を聞いて、反射的に相槌を打った。
 
「なるほどですね〜」