枕が恋しい日々

より視覚と簡潔さが求められる時代に適応できずにいるテキストブログ

へっへ。

お題「ひとりの時間の過ごし方」

休日1人。

となればサックスの練習に行ったり、

家で会社でとっている専門誌を読みあさったり、

喫茶店で仕事のスケジュール考えたり容器の構造考えたり。


喫茶店はいいもんで、場所を提供してくれる。

カフェはおしゃれだと、どうも気兼ねしてしまう。

カフェ巡りはちょっと気がひけるけども、喫茶店巡りはいい。

ひとり身でもふらっとはいれるし、カフェが話すのが主であるのに対して喫茶店は黙っていることの方が多い。

あとは年齢層の違いだろうか。


隣ではおばあちゃんたちが会話している。

今まで働いてきた場所を辞めた理由、

やめるときは周りの人に引き止められたこと、

これからやるとしたら今までやってきたことと同じようなことするしかないのかね、

なんてさっぱりとした諦めの言葉を言っている。

こういう人にも使いやすい容器でないとなぁと考えて、ノートに下手くそな絵を描きつける。




しかし、俺は確信している。

隣のおばあちゃんたち2人のどちらかが、確実に屁をこいたことを。

ふんわりと、ほのかに、臭いんだな。








そして、時間が経ったいま、二度目のすかしっ屁が漂ってきた。

そう、大根だ。

たくあんみたいな、あのにおい。

席を、移動させてください。

そんな一言が言えない、内気なひとり身は、

てんで気にしないふりしてコーヒーを飲む。

たくあんのにおいがする、そんな気がした。