枕が恋しい日々

より視覚と簡潔さが求められる時代に適応できずにいるテキストブログ

2020年は緩衝材になると決めた

今週のお題「2020年の抱負」

 


そうですね、私は緩衝材になります。

 

 

 

来年の今頃も同じようなこと言っていると思うけれど、

「今年はどうなるんだかなあ」って今思っている。

それは毎年同じことの繰り返しではないということで、

シンプルに言えばいいことだなぁって思う。

2018年、2019年と色々あったので。

 

 

2018年は苦しかった。

今見直したら、2018年の秋に転職活動をすることを決めたときの記録がとんでもなく暗かった

当時は10分間のフリーライティングで思考整理をしていた。

【参考URL】http://yatomiccafe.com/archives/2015/0604_215747.html

思った言葉を間違ったままでいいからとにかく書き続け、

ぐっちゃぐちゃな頭の中を少しでも解そうとしていた。

あまりにも暗くて内向きな思考がずらずらと書かれていたので中学時代の黒歴史とかと違った意味で見てられないくらい。

でもそのくらーい文章たちの中でも割と好きだったのが以下の言葉。

 

でも自分の幸せが一番で、自分が力を発揮して、お客さんに喜んでもらえる仕事をするのが、やはり自分にとっての幸せだから、(転職するのが)いいことだと思っている。裏切者とか、中途半端なやつだとか、もったいないとか、逃げるのかとか言われそうだけれども、どれもあたりだとおもう。でも進むべき方向が、そもそも違うのだから、その人にとっての中途半端じゃないかなぁと思う。もちろん、叱咤激励の意味で、まだ早いなんて言われそうだけど。でも、今のところにいる気はやはりないよ。

 

転職を心の中で決めて、どんなに仲のいい人でも、行先を決めるまでは誰にも話さないと決めていた。

当時は仕事と人間関係に行き詰まってしまっていて、相談して救われるものだと思ったら先は全く見えなくて、ああ、これは辞めるしかないのかもしれないと思った。

その会社のどんな人にどう言われようと、進むべき方向が違うと思ったときは悲しかったのだけど、やっぱり違うと思ったもんは違うんだと思う。

ということで心苦しかったけれど、転職した。

そして、心が苦しくなくなった。

2019年は、とても充実した1年だった。

自分が求められる役割は何か、果たすべき仕事が何か明確もしくは探求しがいがあり、尊敬すべき同僚が恐ろしく多く、学ばされることが非常に多かった。

大学や、部活動や、一時期行ってたビジネススクールでも、そういう環境が心地よかったんだと改めて気づいた。

そういえば2018年と2019年にグロービスの経営大学院でクリティカルシンキングとビジネス定量分析のコースを受講した。

社会人5年生になる前にこの2つを受けといて本当によかったと思う。

本を読んでその気になるよりかは、3か月みっちり授業やレポートで体現し続けるあの環境がとてもよかった。

また余裕でてくれば今度は違う科目も受けてみようかと思う。

金額の補助が出ればの話だけど。

 

 

 

 

影虫なのだ。スポットライトなんて当てられたら、まぶしくて動けなくなる。影虫か。いい感じだ。俺には夢はあるか。あったらなんだ。目の前の人を、近くの人を、困っているのが想像できる人を、何かで困っていることを解決出来たら、問題を代わりに解決できれば、それが幸せだ。

いい感じに暗い。

影虫て。

友達の結婚式で、新郎という役割を務め上げてた友人は本当に輝かしくてまぶしいなと思ったときの自分の心境。

影虫の話は別として、部署の異動が決まって、歓送迎会のときに行先部署の尊敬できる人から「お前は来年からどうなんだよ」と軽く言われ、そういえば何だろうと答えに窮してしまった。

目の前で、想像できる先で困っている人の困りごとを解決する、代わりに解決することができれば嬉しいと思う。

来年からは、設計者としての役割は終えて、どちらかというとプロジェクトマネジメントの方になる。

性格的にも、どうしてもそっちの方があってる気もしている。

設計のスペシャリストになりたいと思っていた面、認めたくない思いもあるけど、残念ながら。

人と話すのが苦手で、だれかと打ち解けるのにはエネルギーが必要だし、活発に人とコミュニケーションする人じゃあないのだけれども、

人当たりはいいほうで、この1年の仕事も設計というよりも調整をメインでやりきって、思考を整理して図やリストにして伝達して、お客様のための仕事と思えばたいていの嫌だと思うことを嫌だと思わなくできる、という色々を考えると、

はあ、やっぱりこの仕事やるんだなって思う。

人のしたくないことをするのが仕事です。

前職でもよく上長と他の部署での伝書鳩みたいに色々動いて、調整して、課題を持ち帰ってどうしましょって解決しようとするのが仕事みたいなもんだった。

その部署ではクセが強い人が固まりがちだったけれど、仲たがいしている人がほとんどで、自分が唯一誰とでも普通に交流していた。おそらくとても八方美人だったけれど、嫌われてはいなかったと思う。

それももう2年も続くと疲れてしまって。

なので前職では後輩にはよく「俺はあの部署の緩衝材だけど、もうすり減って緩衝できないんだよ」と愚痴を言っていた。

前職での反省を活かして、ただすり減るだけの緩衝材じゃなくて、

あらゆる方法で包み込むようなマルチな緩衝材になろうと思います。

そうですね、私は緩衝材になります。

って新しい部署での最初の抱負でそう言おうかな。

無駄に大きい仕事に見せやがって、とか言われないように、

影虫は気を付けて生きていきます。