枕が恋しい日々

より視覚と簡潔さが求められる時代に適応できずにいるテキストブログ

ンフー?

「ンフー?」 と「相談させてください」ばっかり言ってた1年だった。

 

 

転職をして2年弱。

仕事をしたかった業界なのと、胸を張って自分の仕事内容を説明できることを夢見た。

初めて入った会社でそのまま過ごすとずっと思っていたので自分でも意外な選択だったのだけど、

人生何があるか分からん。前の会社とその人たちのことは好きなんだが。(ごく一部を除く)

転職して去年はざっくり言うとメーカーの設計職をやっていたんだが、

なんだかんだで調整能力の方を買われ異動。

別に調整だけをやりたかないんだが評価される方の仕事をやっている。サラリーマン。

 

 

今年あった出来事。

最近仕事でプレゼン中に失神して救急車で運ばれたりした。

脳とか心臓の異常ではないとのこと。こわいね。

そのプレゼン内容も自分の1年の仕事成果の報告つって部署も変わるってんだから新しい上司も呼んでやれーいけいけーって感じでいまの上司にも言われたからおっしゃーアピールしたんぞーと意気揚々とプレゼンしてたら、「あ、なんか、、ダメです」って言ってブツっと画面から消えた。

めのまえがまっくらになりーの、ぶったおれーの、MRIと血液検査でお金も減りーの。

人生うまくいきすぎることはない。しななくてよかった。

たまたま職場でリモート会議してたからよかった。助けていただいた。

 

 

 

なんだかんだで調整の仕事を1年やってきて。

単純に設計業務だけをやっていた時より褒められることが格段に多くなったから、

向いてはいるんだろうけども、仕事内容っていうとようわからんよね。はっきり説明できるんかな。

プロジェクトマネジメントのようなものではある。

上手くいきそうか分からない難易度の高い新製品の設計を、全体を統括している部署の人では分からないニッチな領域の知識と、エンジニアの人の専門的な知識を合わせてうまーーく認識をすり合わせつつ、うまーーく上から根元からコミュニケーション図ってよいしょよいしょーと仕事を前に進める仕事です。すきま産業。

誰もやりたくないことをやることで誰かに喜ばれることをするのが仕事ですね。

でも上位の人になると自分でマネジメントできたりするから立ち位置が難しい。

ちなみにプロジェクトはpro 前に ject 投げる ということだそうで。

横や後ろに投げておきたいプロジェクトもあるんだけど。

 

 

 

そんな調整業務でよく使うワードとしては「相談」

もう相談っていっておけばなんか前向きだし、何なら相談することを相談することもあるしその相談のための相談をしたり密談をしたり密になると怒られるっつうんで画面越しに相談したりするのである。

困ったら「これは後でご相談させてください。」と言ったりすることで難なきを得ているときもある。でも相談し忘れることもある。相談する姿勢を見せるだけで十分なこともあったりもする。

 

 

 

あと今年から海外の支社とのあるミーティングの仕切りやれって言われていやいや無理なんすけどって思いつつ笑顔で「やります!」なんて言いました。笑顔で。サラリーもらうため。

会議の進行とかも調整が仕事だからやることもあるんだけど言語の壁は厚い。

もう分からないときはMm-huh?って意味ありげに相槌を打つ。

「ぜんっぜんわからねえ・・・」と思いながらンフー?ンフー?って相槌打つ。

そしてひとまず参加者の方が話が分かっているから「Okay, 〇〇-san, do you have any comment?」なんて話をぶん投げたりしてこなしてきた。ンフー?って相槌入れるタイミングだけは磨き抜かれた。

最初はこのンフー?も小っ恥ずかしいから使いたくなかったけれど、黙っているよりは聞いている感が出るので使っている。Uh-ha?は使える気がしない。

実はTOEICも大学生のときよりもスコアを越えるくらい勉強はしてみた。まあでも喋らないと英語は喋れないもんである。絶妙なンフー?のタイミングはTOEICの勉強では身に付かない。

そういえば大学受験のとき、一浪までしたのに英作文がまったく書けなくて。

配点15点のものを現役生のときから受けてきたときもあわせて2年間、白紙で出してきたやつでも、なんとかなるものである。

いや、現役生のときは一語だけ書いたわ。「later」

2,3行分あった日本語の問題文を英訳しろって言われて「later」だけ出したやつは俺だけだと思う。

ちなみに「最近、~~」という問題文だったから、そもそもそれ書こうと思うなら単語としては「lately」なのである。そりゃ落ちるわ。

そんな英語は読解と正誤問題に気合を入れて、他教科でカバーして一浪にて希望大学にすれすれで合格しました。合格してなかったら後期に受けた教育大学できっと教員になってた。どんな人生だっただろう。

入学直後に同級生と入試の話になったとき英作文わかんなかったから白紙で出したことを言ったら絶句された。こちとら英訳できる人の方がよほどすごい。

 

 

来年どうなりますかね。

無事にボーナスが出てAtomophを買って世界の絶景を見ながらストレス値を減らしつつリモートワークしたいです。あと昇給しろ。がんばれ給料。がんばれ昇給率。気合い入れてあがれ。

みなさまの健康をお祈りします。らーめん。

 

コーヒー飲みに行ったのにプラスチックの剣ばっか見てる人

今週のお題「好きなお店」

 

久しぶりに外出をする。

在宅勤務が始まってから約3か月。

生まれて初めてパーマをかけて、

ようし少しは変わったところ見せてやろうじゃないのと思ったら、

翌日からの在宅勤務である。

誰に見せるわけでもないパーマ。

上なのか果たしてお前は下なのか、

出自のわからぬちり毛だけ、床に増えてゆく日々である。

 

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コーヒーの大学院

横浜のクラシカルなコーヒーとサンドイッチやビーフカリーを出すお店に来てみた。

コーヒーの大学院

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14002242/

話半分に聞くこともあるweb会議で、

少ししかない集中力と襲い来る眠気を抑えるためにガブガブとコーヒーは飲んでいるのだけれど、

やっぱりお店ごとに違う味っつーの? そのお店の特別ブレンド的な? 

ものを雰囲気だけ感じたくなり、

にがい・うまい・うーん、にがい」くらいしか持っていないコーヒーへの風味評価能力をひっさげて、

わざわざにやってきたのだった。

 

 

席を案内され、店内は自然なソーシャルディスタンスを取るには十分な込み具合だったので、広い席に1人座った。

最初にアルコールの説明をされる。

「ちょっと口が大きいから出すぎちゃうかもしれませんが。」

そうですね、とおそらくR-1ヨーグルトの容器のようなボトルに入ったアルコールを見てそれだけ答えた。

 

 

 

特製のビーフカレーや、アメリカンクラブハウスサンド、ケーキセットなどという、

古くからの喫茶店によくあるメニューが揃っていて非常に自分好みである。

俺の精神がジジイなので、こういった時代には追いついてはいかないよと暗に示しているようなお店で心が落ち着くのかもしれない。俺の精神がただ足遅いだけかもしれないが。

 

 

コーヒーも豆の品種から選べる。

お店もサイフォンで淹れているようなので、コーヒーの味に間違いはないのだろう。

ここは秋田で友人と行った見せかけのサイフォンのお店ではないのだ。

 

 

 

モカ・マタリやジャバ・ロブスターってどんな味なんですか? 苦味とか酸味とか」

『メニューの1ページ前に書いてあるので見てくださいね。』

穏やかにそう言われた。単純に不注意。

 

 

さんざん悩んだが、結局アメリカンクラブハウスサンドウィッチと、ブレンドコーヒーを頼んだ。

 

 

こういったクラシカルなお店で悩みに悩んでメニューを決めるのだが、

大抵後悔する。

お店に入る前からすでに「クラシカルなお店のサンドウィッチ」の口になっていたので、

注文した後に名前からして生トマトが入っているだろうことに気づいた。

先んじた後悔。今年の判断史上最速。

俺の生トマトを好き好んで食べられるパラメータを他の人に割り振っているので、

俺以外が好き好んであーだこーだと食べててほしいのとこんなに美味しいのに〜とか言ってくれるな食べ物30年連続No.1なのだけれども、

頼んだ以上は仕方がない。皿に乗ってきたパセリまでも食べる次第である。パセリはうまい。

 

 

星野道夫の「旅をする木」を読みながら頼んだものが来るまで待つ。

アラスカに住んでいた著者が、そのほかの広大な自然の中で先住民の人々やアラスカに来た人との関わりを静かな言葉で綴った本で、

最初は退屈にも感じていたのだけれど、

途中から、出てくるアラスカの地名を調べて画像や地図を見ながら読んでいたらそこに行った気になれるような気がしてものすごく心がアラスカになった。語彙力。

在宅勤務でうだうだして一日158歩しか歩いてないとかiPhoneに記録付けられているこんな日々の裏側では、

ただただ氷山に風が吹きすさび、生命の呼吸すら感じられない1日があるのだというだけで、

なんだか、色んなことを広い心で受け止められるような、懐が深くなったような気持ちでいられる。

あと俺の席だけ水が来ない。なんで?

 

 

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アメリカンクラブハウスサンドウィッチ

 

 

 

ルミエールブレンドは、その場でポットから注いでくれます。
やや酸味の強いコーヒーでしたが、爽やかな飲み口のブレンドでさすがコーヒー専門店という感じでした。

 

 

 

 

あ、語彙力ないので食べログからコーヒーの味を評価しているコメントコピペしました。そんな感じです。コーヒーはもちろんおいしかったよ。

サンドウィッチとコーヒーを交互に楽しんで、

どこのタイミングで食べればいいか分からないピクルスをオリーブがぶっ刺さってたプラスチックの剣でずくずくと刺し、

穴だらけにした挙句全然取れずに結局指で取って食べたりしてました。



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職業柄、樹脂と触れ合うことが多いので、

こういう剣を見るとですねえ、どこから樹脂を流し込んで成形しているのか気になるんすよねえ

成形品ができるまで|日精樹脂工業株式会社

参考リンク貼ったものの誰も見ないだろうけど、まあドロドロに溶かした樹脂をギューッと押し出して冷やして固めるんです。

早く溶かして固められるから樹脂がここまで世に広まった理由の1つとかばあちゃんが言ってた。ばあちゃんすごいな。

この剣もやっぱり持ち手の先端のところがイガイガしてるので樹脂を入れている口で、剣側に樹脂を流しているんだろうなあと空想します。そして側面を見ると金型の合わせ目が見られるので、剣の側面のところにやっぱり合わせているんだなあと思います。かといって、触っても痛くはないようになっていて、そこがやはり口に触れる可能性がある成形品ですよね、やっぱり当然のように考えられているよなあと。サーベルをサーベルたらしめるあの半月状の形状も樹脂の流れをストレートに考えるんだったら当然やらないだろうけれど、やはりそこは美観。あるべき姿で金型も設計されているんだろうなあと思いをはせるのです。

と、これだけじっくり手に取ったりして剣だけ見てると不審な目で見られる気がする。

コーヒーよりよっぽど楽しんでんじゃねえのこいつとお爺さんに思われそう。

人の目は気になるのです。人並みに。剣だけの写真撮っている時点でもっと気にしろよと言われそう。誰に。

 

 

 

 

 

STAY I です。人はそんな変わらん。

2020年は緩衝材になると決めた

今週のお題「2020年の抱負」

 


そうですね、私は緩衝材になります。

 

 

 

来年の今頃も同じようなこと言っていると思うけれど、

「今年はどうなるんだかなあ」って今思っている。

それは毎年同じことの繰り返しではないということで、

シンプルに言えばいいことだなぁって思う。

2018年、2019年と色々あったので。

 

 

2018年は苦しかった。

今見直したら、2018年の秋に転職活動をすることを決めたときの記録がとんでもなく暗かった

当時は10分間のフリーライティングで思考整理をしていた。

【参考URL】http://yatomiccafe.com/archives/2015/0604_215747.html

思った言葉を間違ったままでいいからとにかく書き続け、

ぐっちゃぐちゃな頭の中を少しでも解そうとしていた。

あまりにも暗くて内向きな思考がずらずらと書かれていたので中学時代の黒歴史とかと違った意味で見てられないくらい。

でもそのくらーい文章たちの中でも割と好きだったのが以下の言葉。

 

でも自分の幸せが一番で、自分が力を発揮して、お客さんに喜んでもらえる仕事をするのが、やはり自分にとっての幸せだから、(転職するのが)いいことだと思っている。裏切者とか、中途半端なやつだとか、もったいないとか、逃げるのかとか言われそうだけれども、どれもあたりだとおもう。でも進むべき方向が、そもそも違うのだから、その人にとっての中途半端じゃないかなぁと思う。もちろん、叱咤激励の意味で、まだ早いなんて言われそうだけど。でも、今のところにいる気はやはりないよ。

 

転職を心の中で決めて、どんなに仲のいい人でも、行先を決めるまでは誰にも話さないと決めていた。

当時は仕事と人間関係に行き詰まってしまっていて、相談して救われるものだと思ったら先は全く見えなくて、ああ、これは辞めるしかないのかもしれないと思った。

その会社のどんな人にどう言われようと、進むべき方向が違うと思ったときは悲しかったのだけど、やっぱり違うと思ったもんは違うんだと思う。

ということで心苦しかったけれど、転職した。

そして、心が苦しくなくなった。

2019年は、とても充実した1年だった。

自分が求められる役割は何か、果たすべき仕事が何か明確もしくは探求しがいがあり、尊敬すべき同僚が恐ろしく多く、学ばされることが非常に多かった。

大学や、部活動や、一時期行ってたビジネススクールでも、そういう環境が心地よかったんだと改めて気づいた。

そういえば2018年と2019年にグロービスの経営大学院でクリティカルシンキングとビジネス定量分析のコースを受講した。

社会人5年生になる前にこの2つを受けといて本当によかったと思う。

本を読んでその気になるよりかは、3か月みっちり授業やレポートで体現し続けるあの環境がとてもよかった。

また余裕でてくれば今度は違う科目も受けてみようかと思う。

金額の補助が出ればの話だけど。

 

 

 

 

影虫なのだ。スポットライトなんて当てられたら、まぶしくて動けなくなる。影虫か。いい感じだ。俺には夢はあるか。あったらなんだ。目の前の人を、近くの人を、困っているのが想像できる人を、何かで困っていることを解決出来たら、問題を代わりに解決できれば、それが幸せだ。

いい感じに暗い。

影虫て。

友達の結婚式で、新郎という役割を務め上げてた友人は本当に輝かしくてまぶしいなと思ったときの自分の心境。

影虫の話は別として、部署の異動が決まって、歓送迎会のときに行先部署の尊敬できる人から「お前は来年からどうなんだよ」と軽く言われ、そういえば何だろうと答えに窮してしまった。

目の前で、想像できる先で困っている人の困りごとを解決する、代わりに解決することができれば嬉しいと思う。

来年からは、設計者としての役割は終えて、どちらかというとプロジェクトマネジメントの方になる。

性格的にも、どうしてもそっちの方があってる気もしている。

設計のスペシャリストになりたいと思っていた面、認めたくない思いもあるけど、残念ながら。

人と話すのが苦手で、だれかと打ち解けるのにはエネルギーが必要だし、活発に人とコミュニケーションする人じゃあないのだけれども、

人当たりはいいほうで、この1年の仕事も設計というよりも調整をメインでやりきって、思考を整理して図やリストにして伝達して、お客様のための仕事と思えばたいていの嫌だと思うことを嫌だと思わなくできる、という色々を考えると、

はあ、やっぱりこの仕事やるんだなって思う。

人のしたくないことをするのが仕事です。

前職でもよく上長と他の部署での伝書鳩みたいに色々動いて、調整して、課題を持ち帰ってどうしましょって解決しようとするのが仕事みたいなもんだった。

その部署ではクセが強い人が固まりがちだったけれど、仲たがいしている人がほとんどで、自分が唯一誰とでも普通に交流していた。おそらくとても八方美人だったけれど、嫌われてはいなかったと思う。

それももう2年も続くと疲れてしまって。

なので前職では後輩にはよく「俺はあの部署の緩衝材だけど、もうすり減って緩衝できないんだよ」と愚痴を言っていた。

前職での反省を活かして、ただすり減るだけの緩衝材じゃなくて、

あらゆる方法で包み込むようなマルチな緩衝材になろうと思います。

そうですね、私は緩衝材になります。

って新しい部署での最初の抱負でそう言おうかな。

無駄に大きい仕事に見せやがって、とか言われないように、

影虫は気を付けて生きていきます。

師は即興音楽家

アドリブを書いてこいだなんて無理です。。。

書いてみたけどやっぱりダメでした。

自分の中に何も知識もフレーズもないんです。

 

 

 

そう言って断念してしまったアルトサックスのアドリブへの道。

何回か書いたけれど、何十年も音楽で、実際にライブなどをして食べていけているアルトサックスの先生にジャズサックスのレッスンを受けていた。

最初のレッスンで楽譜に書いていたカタカナのドレミファソを消されたときは驚愕し、

新しい社会人にもなって、生まれて初めての一人暮らしで過ごす休日といえばタバコ臭いスタジオに通って個人練習した日々。

2年弱通って、ただ息を吹きかけて指を動かしていたころに比べればめきめきと上達したものの、

セッションに参加するには必要なアドリブというのが本当にわからなかった。

なんの音を吹けばいいのか、耳コピすればいいというが二週間後に迫るレッスンでは到底できないし、

今まで楽譜に書いてあることでも精いっぱいだったのに何をアウトプットすればいいのか。

教本を使ったレッスンからアドリブのレッスンに移り、じゃあ次のレッスンではアドリブを1コーラス分書いてきて、と言われて冒頭みたいなことに。

2回ほど冒頭のようなアドリブが本当にわからないんです、というやりとりをしたあと、先生のレッスンを辞めることを決めた。

先生には2年後くらいにまた行きたいですとお伝えした。

それは本当にそう思ったくらいまだまだ自分には何もかも足りないと思った。

足りないなら知識をつければいいとか、本を読みながら半音階を使えばいいのかなとかあれこれやったけれど、

何よりもスタジオで一人で孤独に吹くのがつらくなったから。

教本やってたときは、

やることが分かるからまだよかったんだけどね。

 

 

 

アドリブをいつかやってみたいけれど、まだ自分の中には何にもない。

とりあえず練習はしていないと腕は落ちるので基礎練習はやらんといけんけど、

初心者のころに独学でやってもなあと、

理論の本読んだり、初心者でもできるアドリブのなんとか!とか読んだけど結構行き先に悩んだ。

とりあえず下記の体験レッスンに突っ込んでみたりした

・サイタの個人レッスン

島村楽器

・シアーミュージック

・山野楽器

・池袋のSOMETHIN' Jazz Clubの超超初心者ジャズセッション

 

 

山野楽器の先生とか、面白かったけどなあ。

最初のレッスンで雑談になったときに、

マウスピース自作してみたんだよ! 透明なんだぜすごくない!? でもめっちゃ吹きづらいんだよねえ笑

みたいな俺が好きそうな感じだった。縁がなくて残念。

あとはジャズセッションとか言ってみて、なんだかセッションぽいことを体験して、

それはそれで貴重な経験だったんだけれども、

俺には何がいい音なのか分からぬ。

と思って途中から行かなくなってしまった。

結局それとなく吹いてしまって終わりじゃないかなと。

 

 

 

今年の4月からまた生活が変わったので腹を決めてまた音楽教室に通い始めた。

今度はセッションをしたい人向けの講座ということで、

即興音楽家の方に習うことに。まあとりあえず体験レッスンを受けてみた。

最初は3音だけで音楽をやってみようと言われる。

7音も一気にやろうとするからわけわかんなくなっちゃうとのことで。

ソ、シ♭、ドの3音のみでとりあえず色々吹いてみた。そしたら吹けた。

なんだか色々メロディーが出てきた。

予期せぬリズムも出てきて、めちゃくちゃだろうけども、なかったと思っていた自分の中からいろいろなものが出てきた。

自分にしかその心境が分からないけれど、すごい変なことを言うと、自分のなかに音楽があったのか、とものすごく驚いた。

これがアドリブなのかあ、とはじめて認識した。

 

 

次は「ロンドン橋落ちた」をテーマにしたアドリブ講座。

最初はリズムを違うものに変えてみる。

次は音を足してみる。

次は音を減らしてみる。

音を減らしてみたときに、どの音がなくてもロンドン橋落ちたが成り立つのか?を探ってみる。

音を極限まで削いでみる。

そして足してみる。

違う音も足してみる。

ファで終わると気持ち悪い、ドミソは落ち着くということを発見する。

うわーファとかシで終わりそうだから駆け上ろうor駆け降りようとか、

イデアが出てくるようになる。

なんとか、ロンドン橋落ちたのアドリブができるようになった。

そして今日からはジャズスタンダードの曲で、セッションに行こうとなったら初心者はこれをやりたがるという「枯葉」のフェイクに挑戦することになった。

 

 

 

 

今日のレッスン終わりに先生にボソボソと、

自分は今までサッカーしかしたことがなくって

音楽は中学の時の苦手意識から脱し切れていなくて

アドリブも途中で挫折してしまったけれど、

なんとかここまで来れたこと、ついに枯葉のアドリブに挑戦できるのが嬉しい、

ありがとうございますとお伝えした。(今日挑戦してみたけどボロボロだったけれど)

急に真面目なトーンでボソボソと俺が話し始めたもので先生も「こいつ辞めるとか言い始めるのでは」みたいな顔されたけれど、単に御礼でした。

来年には本当にアドリブというのが分かってきて、

セッションに行けるのかもしれない。

 

 

 

ど素人からはじめても音楽って楽しいよ。

サッカーは腰痛めるから楽器より高くつく。

ジャズおじさん

趣味。

1つのことや自分の好きなことをとことん突き詰めて話せる人ってすごいなあと思う。

どこまでも話せるような、そんな引き出しがあるのがうらやましいなあと思うときがある。

たとえばバイク乗ってたって話をしても、バイク自体の構造には特に興味がなく、2ストのエンジンがどうのこうのって言われてもスト2の話くらいしか返せない。ザンギエフの体毛ってすごいよね、程度の。

サッカーを長いことやってたけども、もう全盛期が終わってしまったので大学で部活をやめた後に趣味を探していた。

将棋と山登りと音楽で考えたけど、将棋は全然勝てないからやめてしまった。後先考えられない。山登りはそんなに歩きたくないなと思って始めてすらいない。

音楽を趣味にするなんて、本当にサッカー部を辞めたあとにふと思うまで、考えたこともなかった。

小学生時代の学芸会(今でもあんのかな)で小太鼓をオーディションで勝って担当したのに、緊張してミスしてしまうからかわからないけれど、

音楽を担当してた先生から「小さい音にして」と言われたときに、ショックを受けてしまった。自分には小太鼓を担当する才能はなかったんだ、って思いこんでしまった。

あと、中学生の合唱コンクールで、声は低いし歌が上手くないので、低音部もうまく歌えないので、ひたすら口パクをしてた。

結局、サッカーの試合と重なって合唱コンクールに行かなくて済んだのがとてもホッとした。

精神や性格が形作られるときに起きた他人からしたらちょっとしたことでも、

結構響くんだよなーと思う。

 

 

それが今やアルトサックスを吹き始めて5年が経ったし、

なんとこの前バンドを組んで社内の人向けライブだけど演奏してきた。

バンドデビューだ。

カラオケで一人もくもくと練習するのと違って、ステージの上っていうのは手が震えるもんだった。

すげーミスったけど、とにかくやりきった楽しさがあった。高校の時にバンドをやってた人ってこういう楽しいことしてたんかーって思う。

あと他の人のバンドの曲を聴くのも楽しくなる。

 

 

 

この春から即興音楽家の先生にアドリヴのレッスン受けている。

頭が固いから、楽譜を見ないと到底楽器なんて吹けないって思っていて、

でもアドリヴができないとジャズセッションに行くという夢も叶えられん。

ということでアドリヴって何から始めてどうつかんでいけばいいのか教えてほしくてそういう講座に習いに行っている。

 

最近は「ロンドン橋落ちた」のメロディーを骨格が崩れないようにして自由に吹いてみる課題を出されている。

これがまた難しい。

難しいことを簡単にやってのけて、簡単そうに見せるのが上手い人だと思う。

自分でやってみるとどっから手を付けたらいいもんかよー分からんね。

でも、楽しい。

https://www.youtube.com/watch?v=9eJFQRNACkk

https://ja.wikipedia.org/wiki/ロンドン橋落ちた

歌詞は意味不明らしい。

 

 

 

好きな曲の話。

話は最初に戻って、

5年も細々とアルトサックス吹いていて、

いまだにどのアーティストのこの部分が最高とか、サックスのパーツではここのメーカーのがこういう音で~なんて深いことは話せないけれど、

好きな曲くらいは挙げられるから聴いてもらえればうれしいなーと思って載せようと思う。

ちなみにジャズのみ。

知っている人からすれば、とてもメジャーだと思うけれど。

 

Take Five    Paul desmond  

 サックスで誰が好き?と言われたらポールデスモンドをまず挙げる。

知的できれいな音がする感じ。

でもこのTake Fiveで一番好きなのが2分くらいから始まるドラムソロ。腹の底から盛り上がってくる感じがとても好きで、通勤のときにテンションを上げるときに聴いてる。

この曲とポールデスモンドに憧れて、サックスを続けた。

俺自身はポールデスモンドの知的な感じとは正反対のパワータイプが好きだし合っているんだけども。

 

Moanin'   Charles Mingus

なんこれ、最初がかっこよすぎるでしょバリトンサックス。

ちなみにチャールスミンガス自体はベーシストとして有名。

この前ジャズ喫茶ちぐさというジャズ喫茶の始祖みたいなところいったときにミンガス・プレイズ・ピアノっていうピアノ弾いてるレコードが流れてて常連らしき人も驚いてた。ジャズおじさんだらけで俺のような新参者はわかっているようなわかっていないような振りして腕を組むのみである。

へぇミンガスってピアノ弾くんだ、なんてジャズおじさんが言ってた。

俺も今度そのフレーズ使うわ。

 

Beautiful Love   Eddie Higins    

エディーヒギンズのピアノの音がとても好きで。

綺麗だなぁって思う。月並みな感想しか言えないけれど。

このバージョンじゃなくてEddie Higins Trioのやつが好きなんだけど見つからなかった。

他にもエディーヒギンズのAutumnLeavesとかもド定番の曲だけれども好きなんです。というか定番のスダンダードが好き。

 

 

I'll close my eyes  Blue Mitchel

サックスじゃなくてトランペットだけども、

軽やかなのにどこか哀愁がある感じがとてもよき。

何度も何度も聴いても飽きない。

 

 

 

どうか↑の曲を少しでも聞いてジャズ好きな人が増えますように。

ジャズおじさんが増えますように。

〆 

無病息災選手、ここで無念のリタイア。

今週のお題「運動不足」

 

 

今年の無病息災、叶わず。

左手を骨折したようです。

したようです、っていうのも他人事のようだけども、

骨折してて3週間ほど経っていたようだったので気づかなかった。

親指の付け根あたりにある、舟状骨骨折という骨の折り方のようです。

 

www.joa.or.jp

 

3日前にフットサル大会に参加した時に改めてやっちゃった様子。

たしかに3週間前くらいに会社の人たちとのフットサルで変な手の着き方をして、

うわー捻挫しちゃったなあと手首をテーピングでぐるぐると巻いてたりして固定してて、

慢性的な痛みは3日もあれば治まってしまうほど。

力の入れ方によっては痛みがある程度。

でもその3週間前ので折れてたっぽい。

 

で、この舟状骨骨折というのが、近くに骨を治す細胞がないようで、

自然治癒に6~8週間かかるとのこと。

ひび割れのところから骨が割れて、偽関節とやらになるとさらに厄介になる様子。

最悪、骨が壊死するとかコワイこと言われた。

 

 

そんで整形外科さんでX線撮ってもらったんだけども、

よーーこんなわずかな白い部分見つけるなあっていうかすかなヒビ割れのところ見つけてくれて、

もう3週間経ってくっつき始めてる様子なんだけどねえ、と言われるも、

治りにくいからギプスね、と。

人生初ギプス。

ギプスGipscast) ドイツ語なんだ。

仕事柄、素材がものすごく気になる。

もともとはギプスは石膏で、水と反応して固まるようなんだけども、

今回使われていたのは完全遮光された袋に入っていて、15分間当て続けてたら硬化してた。

水も光も特に使っていないとしたら酸素なのかなぁ。

使いかけの袋を頑丈なクリップみたいなので留めてはいたけれども。

最近のギプスだと↓みたいなものもあるらしい。

https://biz.nikkan.co.jp/html/hatsumei/vol37-1.html

しかし袋から取り出して放置しておくだけで固まるって不思議だな。

水が含まれる層と、石膏層が別で、

折り曲げると水層の一部が破断して石膏層に流れ込み、固まるっていう仕組みならわかるけども、

それで全部固まるのかなぁとか、熱くならなかったしなぁと疑問。

粘土の1種と同じ仕組みなのかな。

https://ja.wikipedia.org/wiki/石粉粘土

これと同じかな。

 

 

まあそんなギプスのこと色々考えていてもなんもならんし骨はくっつかん。

骨折り損でくたびれる。草臥れる。くびれもできん。運動不足。

俺の細胞の活躍に期待。はたらけ細胞。

http://iamfroginstomach.hatenablog.com/entry/2016/08/06/011049

そういえば前は靭帯切ったのか…